相模湾のアマダイを釣ってみたくて。
おはこんばんちは~GUPPYです。
今回は相模湾のアマダイ釣りに初挑戦。
僕自身、アマダイは外道で釣った経験はありますが、本命として狙うのはこれが初めて。
果たして釣れるのだろうか?
大磯港より出船。船長と同船者から不安になるお言葉を頂く。
GP「おはようございます~よろしくおねがいします」
船長「おはよ~・・・あれ?リール手巻き?」
GP「そです。まぁ行けると思って。」
同船者A「いや~w手巻は無理だってw」
同船者B「回収で腕死んじゃうよwまぁやればわかるからw」
船長「ん~まぁかなり疲れると思うけどそれでもいいなら」
GP「えっそんなにきついんですか?」
船長「水深100とかだからね~」
GP「(100M手巻って余裕じゃね…?)オマツリとかしちゃいますかね?もし迷惑そうであればフォースマスターに変えますけど…。」
船長「オマツリとかは無いと思うけど、とにかく回収が大変で釣りにならないと思うよ。それでもいいなら全然手巻でも。」
というやり取りがありました。
二枚潮の黒潮海域で水深300M、ジグ500gとかの釣りを経験しているので、50号のオモリを100M巻き上げるってクソ余裕じゃね?と思っていたので、そんな警告を受けるとは思ってませんでした。
ちょっと不安になりながらの出船。
一体僕、どうなっちゃうのぉ~~~~!?(黒ずくめの小窓に吸い込まれてゆく)
ポイントに到着。
「どうぞ~。水深90メーター。」
船長のアナウンスで天秤仕掛を海に放る。
この天秤仕掛と、再会は出来るのだろうか。
メイドインア〇スの世界観に自分と天秤仕掛を置き、落ちてゆく天秤仕掛に「どうか帰ってきてくれよ…。」と願うのであった。
着底。
コンコン
ん?
もうアタリ?
合わせを入れる
ピクピク
えっなんか乗ってる。
ただの回収すらも恐ろしいのに、魚が掛かってしまった。
地獄の始まりか…?
慎重に巻き上げる。
余裕で巻き上げ。ガンゾウヒラメ。
なんだよ!全然釣りになるじゃん。
本命じゃなくとも、巻き上げが余裕で、釣りが成立することをあることを証明するのには十分な釣果が上がった。
これは一体どういうことか?と思い、同行した後輩(普段はトラウト釣りがメイン)に
「手巻リールの回収をやってみてくれ」
とタックルを貸してみた。
50mラインで
「いや先輩…。毎投これはキツイっすよ」
と音を上げた。
なるほど・・・。
ライトゲーマーや、普段から電動リールに慣れている人からすると、この程度の巻き上げでも「辛い」と感じるのか。
きっと、世の中には電動リールが推奨されてはいるものの、やろうと思えば手巻リールでこなせてしまう釣り物がたくさんあるんだろうなと思った。
そして同時に、船釣り業界がいかに弱った老人の基準で常識編成されているかが伺え、日本は本当に深刻な少子高齢化問題に直面しているのだな。と悟った。(大袈裟すぎる)
まぁまじめな話、電動のが効率的に釣りは出来そうだし、アングラーの技量にばらつきは出づらくなるし、回収速度にアングラーごとのばらつきが出ない分、お祭りのリスクも低減できそう・・・なのかな。
そして電動を業界が押しまくった方が業界内にお金は落ちやすくなるから、結果的に業界全体の発展につながるのか…。とも思った
そうなると、やはり手巻リール至上主義な自分は、「業界の発展を阻む悪」そのもの・・・?
まークソほどどうでもいいや!(笑)
アマダイ釣るゾ~(笑)(^▽^)/
手巻で全然釣りは成立するようだ。アマダイを狙う。
ガンゾウヒラメを海に返し、自作の二本針仕掛けにオキアミを付けなおして再投入。
底をとり、1m程仕掛を巻き上げ、オキアミが海底から若干浮く程度のタナを意識し、時折誘いを入れる。
コツとしては、オキアミがぴょんと飛んで逃げるようなアクションを付けるといいそうだ。
ただ置き竿しているだけじゃダメみたい。
フワッ
ステイ
フワッ
ステイ
コツコツ
食った~!!!!
合わせを入れ、ゴリゴリと巻きあげる。
さっきのガンゾウヒラメよりも手ごたえがあるぞ!
キターーーーーー!!!!!
小さいが、本命のアマダイ!!
富士山をバックに、キモ可愛い魚体がよく映えています。
竿一本分くらいの誘い上げでヒットしました!
嬉しすぎる~♪
松傘揚げにするため、海水氷へドボン。
あ~よかったよかった。
目指せサイズアップ。
なんとか本命を確保し、心に余裕が出来た。
しかしここで気を抜くと、「しかしその後は何もなく…」なブログになってしまうので、先程の釣り方に再現性があるかどうかを試していく。
同じ誘いを入れ、ステイ。
底を切りなおし、誘う。
すると・・・
アマダイの定番外道だという、アカボラがヒット。
事前情報では天ぷらがかなりうまいというとのことだったので、しっかりとキープ。
船長曰く、アマダイと同じような場所にいる魚なので、これが釣れたからといって釣り方が間違っているとかそういうわけではないそうだ。
よし、次はでかいアマダイを!
ん。
めちゃくちゃ小さいアマダイ。
リリースしたが、浮いてきてしまったのでキープ。
唐揚げにでもしようかな。
そしてそこからアカボラとの攻防を繰り返していると・・・
ちょっとサイズアップしたアマダイがヒット!
よっしゃ~!!!
船内で上がっていたアマダイのサイズが小振りだったため、この段階では船内最大サイズ。
嬉しいぞ~
そしてその後も
32㎝
45㎝のトラフグ(?)
これら以外にガンゾウヒラメやアカボラがぽつらぽつら。
釣り方が間違っていない&手巻でも周囲の人より釣れている現状から、かなり余裕を持って釣りをしていると、突然
ズシン!
と重いバイト!!!
「船長!でかいかも!」
と声を掛け、慎重に巻き上げる。
そして・・・
42㎝!当日最大のアマダイ登場!
これはうれしい一匹!
綺麗な魚体で超うまそう!
コレコレ!
これを求めてました。
何枚も写真を撮って、クーラーボックスにイン。
ボックス内での存在感が違かった。
もう大満足です。
その後は小さなアマダイや、アカボラ、ガンゾウ、アジ、大サバを釣って、最終的に
アマダイ9匹
アカボラ7匹
で竿頭!
船長曰くかなり渋い日に当たったようですが、それでこれだけ釣れれば十分だ。と言われました。
ボウズの人もいた中でよく頑張った方だと思う。
嬉しい。シンプルに。
帰港。
港に戻り、最終的な釣果を普段SUPフィッシングで使っている計測パッドに並べる。
いやぁ、いい眺めだ。
出船直後はボウズすら覚悟していたので、大満足な結果でした。
勝因は、オキアミの動かし方だったんじゃないかなと思います。
周りのお客さん達は底の取り直しはするものの、細かいロッド操作で誘いを入れたりはしていませんでした。
次頭の方はかなり細かい誘いを入れていたので、活性の低い中、いかにアマダイの捕食スイッチを入れるかがキモだったのかも。
少し考え方がルアーマンっぽ過ぎるかな?
別日に釣行して確かめたいところではある。
アマダイのハイシーズンはまだこれからだしな。
帰宅。美味いと噂のアカボラを食す。
帰宅後、アカボラを天ぷらにし、天ぷらそばで頂いた。
気になるお味は・・・
激ウマ!!!96点!!!
引かれた4点は、背びれのトゲの処理が面倒であるという事(笑)
シロギスやハゼよりも身がふんわりしていて、甘みがあった。
フグに近い味かな?と個人的には思いました。
これはこいつ専門で狙う価値すらあるな…。
【悲報】アマダイ食べられず。
アカボラを食し、さぁアマダイを頂こうか。と思ったところで、自分の知り合いに不幸があったと連絡が入った。
家を出なくてはならず、アマダイを食すことが出来なくなってしまった( ;∀;)
仕方ないので近所の居酒屋へお持ち込み。
即売り切れとなる程の好評具合だったようで、後日クーラーボックスを取りに行った際には常連さん達からまた釣ってこいと肩を叩かれた。
以前からマグロやサワラなどの大型魚は一人暮らしでは消費しきれないので、捌いてもらう代わりに半身をその店へ提供しています。
その結果、魚の入荷情報を見て来店する客も増えたんだとか。
なんだかうれしいもんですね。
次はSUPで別のポイントへアマダイを狙いに行って、自分の口で松傘揚げを頂きたいところです。
…って、アタシまたアイツ(SUP)の事考えちゃってる!?アタシのバカバカ!\\\
オワオワリ。